チャム彫刻博物館

Bao Tang Cham

閉店・移転、情報の修正などの報告

チャンパ王国の遺産が展示されている博物館。遺跡に行く前に訪れて、チャンパの謎を解き明かそう。ベトナム語が理解できれば、スタッフが説明してくれる。


こんにちは、ベトナムナビです。中部都市ダナンは世界遺産巡りの拠点にされる観光客が多いですね。世界遺産の中でも「ミーソン遺跡」はヒンドゥー教が色濃く残るチャム族の遺産として人気が高く、歴史の重さを感じることができるスポットです。今回はミーソン遺跡を中心にベトナムに点在するチャム族の遺物を集めている「チャム彫刻博物館」をご案内したいと思います♪

ミーソン遺跡とは


この博物館に保管されている多くは世界遺産ミーソン遺跡で発掘されたものです。ミーソン遺跡は中部から中南部にかけて精力を拡大していた「チャム王国」の聖域(聖地)です。ベトナムは現在では仏教大国ですが、かつてはヒンドゥー教を信仰も一部であったんですね。ミーソン遺跡へ行く方は最初ダナンに降り立つので、まずはチャム彫刻博物館で知識、教養を得てからミーソン遺跡へ行くことをおすすめします。
遺跡の敷地内は自然豊かです

遺跡の敷地内は自然豊かです

チャンパ王国が栄えた時代を想像してしまいます

チャンパ王国が栄えた時代を想像してしまいます

博物館敷地内


正門入るとチケット売り場がありますので、こちらで購入しましょう。チケットは3万ドン(約150円)と大変お得なのが嬉しいですね(笑)そして真っ直ぐすすむと博物館が見えてきます。正面、左手と入口が二つありますが、どちらも同じフロアですので、空いている方から入りましょう!ちなみに博物館は2階建で、「遺跡」、「パネル」、「お土産」、「2階」の4つにカテゴライズできます。とは言ってもそれほど広くはなく、1時間かからずして全部見学することができるので、気楽鑑賞してください(^^)
見落としがちですが、こちらがチケット売り場です。 見落としがちですが、こちらがチケット売り場です。

見落としがちですが、こちらがチケット売り場です。

真っ直ぐ進みます

真っ直ぐ進みます

どちらから入ってもOKです

どちらから入ってもOKです

◇遺跡コーナー


先に紹介した通り、ここに展示されている遺跡はミーソン遺跡をはじめ、各地で発掘されたチャンパ王国の遺産です。チャンパ王国は17世紀頃まで栄えた中部にある勢力でした。時代とともに徐々に南下し、中南部のニャチャンでもチャンパの遺跡は発見されています。そんな彼らが残した遺産がこちらです。建物のレリーフや石像はヒンドゥー教独特の姿かたちをしています。皆さんにとっては、ゲームやアニメの世界でもよく登場する「シヴァ」や「ガネーシャ」が有名どころでしょうか。
こんな貴重な歴史遺産が無造作に置かれているのがベトナムらしいですね(笑) こんな貴重な歴史遺産が無造作に置かれているのがベトナムらしいですね(笑)

こんな貴重な歴史遺産が無造作に置かれているのがベトナムらしいですね(笑)

リンガとヨニ

ヒンドゥー教圏内の国々の遺跡や博物館に行ったら、まず必ず見かけるのがこちらです。円柱の棒は「リンガ」、リンガを支えているくぼみが「ヨニ」と呼ばれています。このリンガは実は破壊の神「シヴァ神」の男性器。そしてヨニは女性器となります。この二つが合わさって、世界は形成されたとされ、シヴァ神、そしてヒンドゥー教のシンボル的存在となっています。現在では外観の風貌から子孫繁栄として崇められていますね。「リンガの前で祈ったら子宝に恵まれる」とも言い伝えられています。
女性はちょっと恥ずかしいですが、ヒンドゥー教にとってはなくてはならないものなんですよ

女性はちょっと恥ずかしいですが、ヒンドゥー教にとってはなくてはならないものなんですよ

こちらが破壊の神シヴァです

こちらが破壊の神シヴァです

名高い神々

ガネーシャ

人の身体にゾウの頭、4つの手を持つ神がガネーシャです。シヴァ神とパールバティー神の間に生まれた子供とされています。最初は頭も人だったのですが、シヴァの怒りを買い切り落とされて、代わりにゾウの頭を付けられたという神話があります。現在では学問と商売の神として崇められ、商売繁盛祈願でよくガネーシャのイラストが使われています。
ガルーダ

人間の胴体を持ち鷲の頭を持つ神がガルーダです。ゲームやアニメには決まって出てくるキャラクターの1つですね。インドネシアの航空会社には「ガルーダ・インドネシア航空」がありますが、このガルーダはヒンドゥー教からとっています。ちなみに、このガルーダはのちに仏教も取り込み「迦楼羅(カルラ)」と言う名前で登場します。同じヒンドゥー教内でも宗教的対立があることから、ガルーダはしばしば恐れられる神とされています。また、ガルーダは最高神の1人であるヴィシュヌ神の乗り物であることから、2人の神がセットで置かれることもあります。
ヴィシュヌ神

繁栄の神であり、最高神である3人の神の1人に数えられています。三神一体論という思想のもとでは、繁栄の神であるヴィシュヌ神が最初の神で、ヴィシュヌ神のへその緒から伸びて誕生したのが創造の神ブラフマー。そしてブラフマーの額から誕生したのが破壊神シヴァとされています。宇宙はブラフマーが創造し、ヴィシュヌが繁栄し、シヴァが破壊する。すべての生と死はこの繰り返しだという理念です。

シヴァ神

最高神の1人でヒンドゥー教を知らない人もシヴァという名前だけは知っているはず。そんな有名なシヴァ神ですが、ヒンドゥー教では破壊の神として崇められています。第三の目を持ち、数百の妻を持っていると言われています。シヴァ神は仏教にも縁があり、七福神では大黒天がシヴァに対応するらしいです。このようなヒンドゥー教に纏わる博物館には必ず何かしらの形で安置されていますし、遺跡群のレリーフや石像などどこかで必ず見かける神なので要チェックです。
ウマ

シヴァ神が最も愛した妻と言われており、ウマという名に心当たりがない人も「パールバティー」という名前なら聞いたことがあるかもしれませんね。彼女はさまざまな異名を持ちます。このウマとシヴァの間に生まれた子供が有名なガネーシャです。さらに説明すると、インドには神の川としてガンジス川が流れていますね。このガンジス川を作ったのはガンガーという神ですが、ウマはそのガンガーの姉となります。とても偉い神様であることが分かりますね。
欠損していて不明の石像も多々あります 欠損していて不明の石像も多々あります
欠損していて不明の石像も多々あります 欠損していて不明の石像も多々あります

欠損していて不明の石像も多々あります

パネルコーナー


奥にはパネルコーナーがあり、遺跡での発掘の様子やミーソン遺跡に関しての写真がパネルで並んでいます。
現在も各地で遺跡発掘が続いていて、特にミーソン遺跡に関しては次々に新たな遺跡が見つかっているそうです。今後もこの博物館に展示されるかと思いますので、一度行った人も二度三度と足を運ぶ価値があるかと思います。
パネルの中には日本語の説明もあります

パネルの中には日本語の説明もあります

ミーソン遺跡は世界遺産に指定されているチャンパ王国の聖地です

ミーソン遺跡は世界遺産に指定されているチャンパ王国の聖地です

各地で発掘が進んでいます

各地で発掘が進んでいます

少数民族のチャム族はチャンパ王国の末裔と言われています

少数民族のチャム族はチャンパ王国の末裔と言われています

2階


2階は狭いフロアで、5分10分もあれば一通り回って見学することができます。ここではヒンドゥー教から仏教色に変わっています。中国との関係を現したものから当時の調度品などが展示されています。
説明書がほとんどなく、ただポンと置かれているだけなので、詳細は不明です。 説明書がほとんどなく、ただポンと置かれているだけなので、詳細は不明です。
説明書がほとんどなく、ただポンと置かれているだけなので、詳細は不明です。 説明書がほとんどなく、ただポンと置かれているだけなので、詳細は不明です。

説明書がほとんどなく、ただポンと置かれているだけなので、詳細は不明です。

土産物コーナー


戻って1階奥にはお土産物コーナーがあります。小ぢんまりとしていますが、ヒンドゥー教関連の像が木彫りもしくは石彫りで並んでいますので、興味がある方には最適ですね。そのほかにも民芸品から定番雑貨まで、一通りのものは揃っています。ダナン市内にはこれといったお土産屋がないので、ここで揃えるのもいいかもしれません。ただしお値段は市場よりかはちょっと高めの様子です。
もしダナンからフエやホイアンなど他のエリアに行く予定があるならば、ここで買うのは質、値段ともにおすすめできません。 もしダナンからフエやホイアンなど他のエリアに行く予定があるならば、ここで買うのは質、値段ともにおすすめできません。
もしダナンからフエやホイアンなど他のエリアに行く予定があるならば、ここで買うのは質、値段ともにおすすめできません。 もしダナンからフエやホイアンなど他のエリアに行く予定があるならば、ここで買うのは質、値段ともにおすすめできません。

もしダナンからフエやホイアンなど他のエリアに行く予定があるならば、ここで買うのは質、値段ともにおすすめできません。



いかがでしたか。帰りは博物館外周付近にシクロがとまっているので、これに乗っても市内に行くのもおすすめです。市内ホテルから博物館までは歩いて10分~15分程度なので、気軽に足を運ぶことができます。ダナンの名物スポットなので、是非見学にいらっしゃってください!以上、ベトナムナビがお届けしました!!

記事登録日:2012-07-26

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2012-08-26

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