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カンボジアとの国境の町「チャウドック」。ベトナム人、少数民族のチャム族、カンボジアのクメール人が共存する素朴かつ不思議な小さな町。


こんにちは、ベトナムナビです。東南アジアで欠かせない大自然スポット。のどかな田園風景が広がり、そこで暮らす人々の素朴な生活風景に心癒される。そんな時間をイメージしている旅行者も多いでしょう。今回紹介するチャウドックは、まさにその理想の時間を満喫することができる、おすすめエリアとなります。メコンデルタの奥地で少々遠いですが、行く価値は十分にあります!

チャウドック基礎知識

<位置と面積>

場所はメコンデルタ地方、アンザン省の最北部であり、カンボジアとの国境に面しています。河川沿いに開けている港湾の町であり、面積は105キロ平方メートル。ホーチミンから陸路で約250km西へ走ったところです。
<人口と言語>

人口は15万人強(2013年)。町中にはベトナム人と呼ばれるキン族をはじめ、少数民族のチャム族やカンボジア人のクメール人も暮らしているため、複数の言語が使われています。とはいっても、町を構成する中心はキン族なので、ベトナム語が主流。少数民族やクメール人の中にも、ベトナム語を話す人は多くいます。
<歴史>

18世紀までこの土地はクメール人、いわゆるカンボジアのものでした。当時メコンデルタ地方はカンボジア領でしたが、11世紀から18世紀にかけて、南ベトナム政権が領土拡大のため南進し、それによりチャウドックを含む現在のメコンデルタ地方はベトナムに含まれるようになりました。ゆえに、チャウドックを境にカンボジアとの国境が築かれ、また、クメール人もチャウドックに多く暮らしています。ただし、聞くところによると民族間の問題は発生していない様子です。
<特産・名物>

特産は魚を発酵させた調味料兼食材の「マム・カー」。写真のこちらを素材に、スープ出汁にしたり、鍋を作ったりします。もともと肥沃な大地と河川に恵まれた土地なので、食料は潤沢にありました。この発酵食材も食料危機のためではなく、捨てるのがもったいないがために生まれた保存方法と言われています。旅行では食堂で食べられる麺料理のブンマムや、鍋のラウマムを押さえておきましょう。
ブンマム。屋台でも食べられます

ブンマム。屋台でも食べられます

ラウマム。鍋料理。甘く濃厚な味わいは病みつきになります

ラウマム。鍋料理。甘く濃厚な味わいは病みつきになります


チャウドックに行こう!

チャウドックへはホーチミンから陸路で行くことになります。ツアーデスクもしくは現地旅行会社でチャウドック行きのバスチケットを購入しましょう。バス会社のオフィスやターミナルで直接購入することもできます。チャウドックまでの所要時間は約6時間強。道中250kmの道のりとなります。
のどかな田園風景が続く

のどかな田園風景が続く

ベトナムらしい田舎町へ

ベトナムらしい田舎町へ

市街地散策


チャウドックの市街地はチャウドック市場を中心に放射状に道が伸びています。お世辞にも開けているとは言えませんが、ツアーバスのフンチャンバスオフィスや冷房の効いたカフェが一軒あとは食堂や日用雑貨を売る個人商店が並んでいます。ホテル滞在はここより少し離れたバスターミナル周辺か、もしくはサム山周辺となります。市街地に名所らしい名所はないので、市場を歩いたあとは、サム山に向かうのがいいでしょう。

チャウドック市場


町の中心にあり、観光の拠点ともいえるチャウドック市場。マムカーの匂いが辺りに立ち込めていて、ちょっと鼻をつまみたくなるかもしれません。屋内市場ですが、外の通りまで露店は溢れ、早朝から日中まで活気に溢れています。市場から続くチラン通りも同様に店が並び、観光客はこの周辺を往復することになりそう。お土産になりそうなものはありませんが、現地人の台所として、雰囲気をしっかりと肌で感じてください。
市場内の様子

市場内の様子

食べ歩きができるものもあるかも

食べ歩きができるものもあるかも

どこにでも見られる高床式


チャウドックの郊外の田園地帯に暮らす人々の住宅は高床式住居が多く、また少数民族のチャム族も昔から高床式となっています。河川に囲まれた場所に住む先人の知恵といったところでしょう。また、まだまだ水上で暮らす人が多いいのもチャウドックの特徴の一つ。水上では政府非公認で新たな町づくりがされていて、水上に自宅だけではなく工場、ガソリンスタンド、学校などが建てられています。
水上で作られる町

水上で作られる町

ハウザンと呼ばれる川とチャウドック川が流れる

ハウザンと呼ばれる川とチャウドック川が流れる

ダーフック村でチャム族に会う


手漕ぎボートで対岸まで行くと、ダーフック村と呼ばれるチャム族が暮らす一帯に行くことができます。ここで暮らすチャム族はイスラム信仰で、中南部沿岸に暮らすチャム族とは系統が異なるようです。多くのチャム族はベトナム語を話し、ベトナム人(キン族)とも交流が盛んです。村では彼らの住む高床式住居や、彼らが作る手工芸品をお土産に買うことができます。また、村奥に進むとモスクを見ることもできます。
高床式住居

高床式住居

チャム族の織る手工芸品は質がよくて評判

チャム族の織る手工芸品は質がよくて評判

聖地サム山

サム山には数々の仏教説話があり、また麓に建つバーチュアス廟は仏教徒なら誰もが知っている聖地。正月など仏教で大切な日には、全国各地からベトナム人が訪れてお祭り騒ぎとなります。
険しい道だが、しっかりと舗装されています

険しい道だが、しっかりと舗装されています

現地人向けだが観光地化されています

現地人向けだが観光地化されています

●バーチュアスー廟

サム山の麓にあるバーチュアスー廟には、祭壇奥に媽祖が祀られている仏教寺院。ベトナムでは廟と寺院に区別がないので、人々は足しげくこちらに通い参拝します。廟は小高い場所に建てられ、一本道の参道には数多くの店が並んでいます。花や果物を買って、祭壇に供えることは観光客でも可能です。なお、寺院内はカメラ撮影が禁止されています。
供え物はここで買おう

供え物はここで買おう

参道

参道

●西安寺

バーチュアスー廟の裏手にある寺院。いつ行っても子供連れのファミリーでにぎわっている、現地の憩いの場所。仏教らしかぬ派手な装いで、インドを感じさせるゾウの石像や派手な外壁の装飾が見どころです。
釈迦像

釈迦像

まるでインド

まるでインド

ナイトマーケット

毎夜バーチュアスー廟周辺は夜店がたくさん出て、ナイトマーケットを楽しむことができます。屋台や商店、食堂は夜遅くまで営業していますので、サム山周辺 に宿をとっている方は、ここが夜のナイトスポットとなります。ただし、ここまではタクシーで来れないので、セーロイダップ【人力車)かバイクタクシーを利 用するようにしましょう。
バーチュアスー廟の正門

バーチュアスー廟の正門

商店が並んでいます

商店が並んでいます

屋台料理も欠かせません

屋台料理も欠かせません

食べ歩きを楽しみましょう!

食べ歩きを楽しみましょう!

サム山スポット



いかがでしたか。チャウドックからは高速ボートでカンボジアに入国することも可能。メコンデルタの大自然と人々の暮らしが調和したチャウドックは、癒しスポットとしておすすめの観光エリアとなります。滞在日数に余裕がある方は、メコンデルタ地方の都市を周遊するのもいいかもしれませんね。
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記事登録日:2016-11-07

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2016-11-07

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